AKG K712proのラバーループを交換した
こんにちは
今回はAKGのK712proのラバーループ(ゴム,アジャスターゴム)を交換しました.4年ほど使用しているのですが,一時期Ω型のヘッドホンスタンドを使用していたので気づいた頃にはラバーループは伸び切っていました.やった感想としては
やらないほうがいい!
以上です.
というわけでいかにやらないほうがいいのかを説明していきたいと思います.
交換前
交換前はこんな感じでした.もうゴムが伸び切ってます.つけるときにはずり下がってくるので使いにくいことこの上なし.
とりあえず分解する
とりあえず交換したいので分解していきます.
1. ハウジングからラバーループを外す
まず最初にピンヘッダやピンセットを使用してカバーを外します.任意の穴に差し込んで右か左かのどちらかに回します.そしたら中身が見えるのでネジを外し,横からマイナスドライバ等を使用してこじ開けます.プラスチックの板バネ?でジョイントされているので慎重に作業しましょう.ちなみに私はネジを外すのを忘れていたので外れるわけはなく傷だらけになりました() 外せたら次に大きめの黒いネジが見えます.これを外すとラバーループが取れます.このときオレンジ色のフレームも一緒に取れるので気をつけてください.
外せたらもう片方も同じように作業を進めます.
2. ヘッドバンドからラバーループを外す
これがすごい鬼門です. 本来なら隙間からドライバー等を入れるとスナップが外れて分解ができるらしいのですが,スナップが割れ始めたためどうやってもできませんでした.....なんなんだよ.....
というわけで隙間マイナスドライバをツッコミその間にラバーループを引き抜くという作戦に変更し作業を行いました.
3. 分解できたよ
こういった具合に分解ができました.写真からわかるようにラバーループがラバーではなく伸び切って紐になっていることがわかります.というわけで新しいものに交換していきます.
4. ラバーループが売っていない!!!
お前分解する前に替えがあるのか確認しなかったのかよwwwwという声が聞こえてきそうですが,そうです確かめずに分解しました. e-イヤホンにもフジヤエービックにもamazonにもaliexpressにも交換用のラバーループはありませんでした.AKG(ハーマン?)には確認も取る気が起きませんでした...e-イヤホンにはだいぶ昔にあったはずなんですけどね.....
というわけでいろいろ素材を探しました.100円ショップで細めの髪ゴムを買ってみたりいろいろしましたが太すぎて使えないなど紆余曲折がありました.
その結果,東急ハンズでちょうどいい太さの手芸用のゴム紐を見つけました! 別に東急ハンズじゃなくてもユザワヤとかクラフトハートトーカイに行けばあると思います. ほんとに伸びるのかよという疑問がわきますが,ちゃんと伸びました.一安心
5. ラバーループを作る
作ると言っても縛って輪っかを作るだけなんですけどね.本当はカシメる方がいいのかもしれませんがカシメる道具がないので縛りました.電子工作に使う圧着端子でもいいのかなと終わってから思いました.
6. 戻して完成
かなり端折りますが1~3の逆をすれば完成です.苦労した点としてはヘッドバンドがに入れるときにマイナスドライバを突っ込んでその間にピンセットで押し込むという腕が3本欲しくなる作業をしたことですかね.
感想等
どうですか!やりたくないですよね!僕は一生やりたくないです!という作業でした.ひとまず分解したのがもとにちゃんと戻ってくれて一安心です.
というかAKGも未だにこの方式を採用しているのが不思議で仕方ありません.無事に使えている人のほうが多いとは思いますが,ゴムが経年劣化しないわけがないので本当にロングライフで考えた場合どうなのでしょうか? 少なくとも買い替えで同じAKGの上位機種にランクアップしようかなという気にはちょっとならないかな....音は好きなんですけどメンテしにくいヘッドホンです.
最後までご覧いただきありがとうございました.